『Travelling At Night Demo』のタイトル画面。Steam Public DemoをPCで実機確認した。
この記事の読み方:開発元やSteamが公開している内容は「公式情報」、FrameRoveが今回のPublic Demoで直接確認した内容は「実機確認」として分けています。製品版の最終仕様、全Career、全Skillの用途、全Craftingレシピ、全ルート、全エンディングは未確認です。
Travelling At Nightとは?
公式情報: 『Travelling At Night』はWeather Factoryが開発・販売する、会話主導・選択重視・戦闘なしのCRPGです。開発元は『Disco Elysium』『Planescape: Torment』『Fallout 1+2』などの等角視点RPGを比較対象として挙げています。 舞台は1948年の異史ヨーロッパ。アメリカのIncorporatesとソ連側のMinistriesが冷戦状態にあり、主人公は過去に「Worms」によって中身を失った人物として再びヨーロッパへ戻ってきます。 製品版はSteamで「To be announced」。Weather Factoryは製品版について40時間以上を想定したリプレイ性の高いnoir-myth narrativeと紹介しています。 実機確認: 普通のRPGのように敵を倒して経験値を稼ぐゲームではなく、会話・探索・選択・判定そのものが成長システムになっています。会話で成功するとExperienceを得たり、Influenceを獲得したり、NPCのOpinionが変化したりします。Demo序盤で確認する順番
- Careerを選び、遊びたい会話スタイルに合うPassionを決める。
- Passionが持つAspectと、使用したいSkillのAspectが噛み合うように配分する。
- 街ではZまたはLeftAltでInteractableを強調し、調べられる場所を探す。
- 会話選択肢へカーソルを合わせ、Skill Checkの成功率を確認する。
- 成功率だけでなく、選択後のNPC Opinionと獲得Experienceも確認する。
- Craftingではレシピ、必要Aspect、Ingredient、Venueの4条件を照合する。
- Travel MapではTravel Documentの有無とTracesの説明を確認してから移動する。
注意:物語と選択肢の意味が重要なため、英語が苦手な場合は画面翻訳を併用すると進めやすくなります。
日本語に対応している?
現行Steamページでは日本語非対応です。 公式情報:Steamの対応言語はEnglishのみで、日本語は掲載されていません。Demo側のSteamDB情報でもInterface / SubtitlesはEnglishのみです。 実機確認:今回のプレイでも、チュートリアル、会話、Skill説明、Crafting、Journalなどはすべて英語でした。 しかも本作は文章量がかなり多く、選択肢の細かいニュアンスがPassionやNPC Opinionへ影響します。そのため「進行だけできればOK」というタイプのゲームより、英語理解の重要度は高いです。Career・Passion・Skillの仕組み
公式情報:キャラクターはCareerとPassionを選び、16種類のSkillから得意分野を作ります。 実機確認:キャラクター作成では少なくとも以下のCareerを確認しました。- An Exorcist
- A Writer
- A Conjurer
- A Physician
キャラクター作成ではCareer、Passion、Skill配分をまとめて決める。右上には9種類のAspect Poolが表示される。
AspectはEdge / Forge / Grail / Heart / Knock / Lantern / Moth / Rose / Winterの9種類。Passionが持つAspectと、Skillが使うAspectが噛み合うことでSkill Checkの成功率に影響します。
SkillはBirdsong、Eloquence、Hushery、Observation、Sophistication、Spivveryなどを含む16種類。今回のWriterではEloquence、Observation、Sophistication、Spivveryを高めに振って開始しました。
Character画面ではSkill、Passion、Experience、Aspect Poolを同時に確認できる。会話で得たExperienceが成長につながる。
衣装にも補正があり、実機で確認した「Man of Mystery」ではHushery +1 / Spivvery +1が付いていました。ロード画面でも、服装がNPCの反応へ静かに影響すると説明されています。
Skill Checkはどう決まる?
実機確認:Skillアイコンが付いた選択肢ではSkill Checkが発生します。 ゲーム内チュートリアルでは、内部抽選にSkill Levelを加え、Difficultyと比較して成功・失敗を決めると説明されます。選択肢にカーソルを合わせると成功率が表示されるため、リスクはかなり読みやすいです。 今回の実機では、Spivveryで99%、Observationで94%、街の亀裂を調べる判定で72%などを確認しました。逆に条件が合っていない選択肢では0%も表示されます。
Skill Checkに成功すると、そのSkillに対応するAspectのExperienceを得る場合がある。
さらに一部の選択肢では複数Skillが重なり、ゲーム側が最も成功率の高いSkillを自動で使用します。単純に「会話力だけ上げれば全部解決」ではなく、場面ごとに違うSkillが役立つ設計です。
探索とNPC Opinion
実機確認:街は見下ろし型で、クリックした場所へ移動します。遠くをクリック、またはダブルクリックすると走り、Z / LeftAltを押すと画面内のInteractableを強調表示できます。
Demoは雨のAntibesから開始。クリック移動とInteractableのハイライトを使いながら街を調べる。
会話ではNPCごとにOpinionがあり、選択次第でReceptive、Wary、Appreciative、Very Receptiveなどへ変化します。
ゲーム内の説明では、Opinionが非常に高い場合だけでなく、まれに非常に低い場合にも隠し選択肢が解放されます。実機ではLinouとの会話でOpinionの変化と、通常は隠れている選択肢の存在を確認しました。
ここが本作の面白いところで、Skill Checkの成功率だけではなく、「相手にどう思われているか」まで会話ルートの条件になるわけです。
Craftingは何をする?
実機確認:Craftingはかなり独特です。レシピ自体はどこでも確認できますが、実際に作成するにはレシピと合うVenueへ行く必要があります。 素材スロットには必要Aspectが設定されており、その条件を満たすIngredientを入れます。炎アイコン付きの素材はFuelとして消費され、炎がない素材はCatalystとして再利用できる、とチュートリアルで説明されました。
CraftingはSkillだけでなく、素材のAspectとVenueの条件まで合わせる必要がある。
実機では書店でCrafting Venueを発見し、SkolekosophyやNyctodromyなど特定のSkillが使える場所も確認しました。CraftingツリーにはBright Arts / Night Arts / Arts Unconsideredの区分があり、Skill Level 5 / 7 / 10 / 15 / 20付近に多数の解放要素が並んでいます。
Demo序盤では素材がまだ少ないため、「すぐ大量生産するシステム」というより、探索や会話でMemory / Influenceを集めてから戻ってくる中長期要素に見えます。
Travel MapとDemo範囲
公式情報:2026年8月10日に公開されたPublic DemoはIntroduction Chapterを収録し、AntibesとSanitarium Aujourd’hui周辺を体験できる内容です。開発側はDemoを最初のエリアに限定し、Antibes Stationから列車に乗ってMimataへ向かうところでDemoが終わると説明しています。
製品版ではヨーロッパ各地の複数ロケーションを巡る構成が予定されています。
Travel MapにはAntibesだけでなくParis、Berlin、Cracow、Brancrugなど多数の場所が表示される。
実機確認:Mapでは、駅から隣接都市へ移動するにはTravel Documentが必要で、同じルートを繰り返すとTracesを受けるという説明も表示されました。
今回の実機プレイはAntibes街中の探索、書店、カフェ、各種チュートリアル、Crafting Venue、超自然的な亀裂の確認まで。Demo終端の列車出発まではこの記事では未確認です。
街には普通の店やNPCだけでなく、地面を裂く「Wound」のような超自然的オブジェクトも存在する。
英語が苦手でも遊べる?
英語が苦手な人にはかなり厳しめです。 移動だけならクリック中心で簡単ですが、本作の本体は会話です。選択肢にはLie、Truth、Passion、Skill、Opinion、Crafting条件などが混ざり、同じように見える一文でも後の結果が変わります。 さらにWeather Factory自身が、Antibesだけでもかなり文章量の多いDemoであることを案内しています。 一方で、Skill Checkの成功率、Aspectアイコン、Opinion変化、獲得Experienceなどは視覚的に表示されるため、システムの結果自体は理解しやすいです。画面翻訳を併用できるなら遊べますが、翻訳なしで物語まで追う難度は高いです。 FrameRoveの英語依存度: 進行:高 システム理解:中〜高 物語理解:非常に高動作環境
Steam製品ページのWindows最低要件:- OS:Windows 10
- CPU:Intel Core 2 Duo
- Memory:2 GB RAM
- GPU:DirectX 11対応 / 512MB以上
- DirectX:Version 11
- Storage:10 GB
FrameRoveの判定
『Travelling At Night Demo』は、見た目だけなら等角視点の探索RPGですが、中身はかなり特殊です。 Careerで土台を決める → PassionとAspectを持つ → Skillで判定する → ExperienceやInfluenceを得る → NPC OpinionやCrafting条件が変わるという仕組みが全部会話と探索の中でつながっています。 実機で一番分かりやすかったのは、成功率99%の選択肢を押して終わりではない点です。成功すると別AspectのExperienceを得たり、相手のOpinionが上がったり、その後の隠し会話に影響したりします。選択肢そのものが「ビルド育成」になっています。 その反面、日本語非対応はかなり大きな壁です。戦闘がないぶん文章を読み飛ばしてアクションだけ楽しむ逃げ道も少なく、英語が分からないと本作の魅力をかなり取りこぼします。 FrameRoveとしては、「Disco Elysium系の会話主体RPGが好き」「ビルドを数字ではなく選択肢で育てたい」「Secret Historiesの世界観が好き」という人にはかなり面白いDemo。逆に、日本語で気軽に遊べるRPGを探している人にはおすすめしにくいです。情報源・実機検証条件
公式・外部情報:- Steam:Travelling At Night
- Weather Factory:Travelling At Night
- Weather Factory:Public Demo announcement
- Weather Factory:Demo release follow-up
- SteamDB:Travelling at Night Demo
- 検証日:2026年9月13日
- 版:Steam Public Demo
- 環境:PC / 1920×1080 / Keyboard + Mouse
- 選択:A Writer / Whimsy
- 確認内容:Career、Passion、16 Skills、Aspect Pool、Sign、Character、Inventory、Wardrobe、Journal、Crafting、Travel Map、Skill Check、Skill Overlap、NPC Opinion、Experience、Influence、Antibes探索、書店、カフェ、Wound
- Demo終端までの完全通しプレイ
- Sanitarium Aujourd’hui全範囲
- 全Career / 全Passionの分岐
- 全16 Skillの詳細用途
- 全Crafting Recipe
- 全NPC Opinion分岐
- 製品版の最終仕様・発売日

