『500 FINGER FILLET Demo』のタイトル画面。FrameRoveではDemo版を実際にプレイしてルールと日本語対応を確認した。
この記事の読み方:Steamや開発者が公表している内容は「公式情報」、FrameRoveが実際にプレイして確認した挙動は「実機確認」として区別しています。Demoはアップデート中のため、アイテム効果などは今後変更される可能性があります。
500 FINGER FILLET Demoとは
『500 FINGER FILLET』は、手を機械に拘束された状態で500回のSTABをこなし、20分以内の脱出を目指すホラー・ローグライトです。Steam公式も「500 STABS. 20 MINUTES TO ESCAPE.」を作品の中心ルールとして掲げています。 1回刺すたびに指を失う危険があり、出血やPAINによるBLACKOUTも発生します。一方で、STABによって得たお金をショップで使い、リングや使用アイテムを揃えたり、次の武器や強化を選んだりできるため、単純な反射神経だけではなくリスク管理とビルド選択がかなり重要です。 公式情報:開発・販売はDEADBODY Games。Demo版は2026年8月4日にSteamで公開され、正式版『500 FINGER FILLET』は2026年内のリリース予定です。DEADBODY Gamesは、Heather Flowers、Mickey Sanchez、Josie Brechner、Jacob Stratton、Surasshuによる共同制作として開発者側から発表されています。 実機確認:Difficulty Level 1では画面に「ROUND 1/10」と表示され、各ラウンドは50 STABでした。公式の500 STABという総目標と合わせると、今回確認した難易度では50 STAB × 10ラウンドという構成になっています。Demo版にはどこまで入っている?
Steam公式によると、Demoには以下の内容が収録されています。- ゲーム内で最初にアンロックされる20種類のナイフ
- ゲーム内で最初にアンロックされる20種類のリング
- 正式版10段階のうち最初の5難易度
- ローグライト形式の戦略要素
- 複数のエンディング
日本語に対応している?
現時点では日本語非対応です。 Steam日本語ページの言語表では、日本語は「サポートされていません」と表示され、英語のみInterface / Subtitles対応になっています。SteamDBでも対応言語はEnglishのみです。 実機確認:SettingsにもLanguage項目は見当たらず、ナイフ、リング、ショップ、強化などの説明文は基本的に英語でした。 ただし、STAB残数、タイマー、所持金、PAIN、血液量など主要UIは数字とアイコンが中心です。アクション部分だけなら、英語が苦手でもかなり状況を把握しやすい作りです。 難しくなるのはビルド部分。ナイフやリングの特殊効果、ショップアイテム、ラウンド終了後の二択強化には「メリットとデメリット」が書かれているため、ここを理解して攻略するなら翻訳手段があるとかなり楽です。
Settingsには画面・音量・演出設定はあるが、今回の実機ではLanguage項目を確認できなかった。Steam公式の言語表でも日本語は非対応。
1ラウンド50 STAB、残り25でショップ
実機確認:Round 1とRound 2では、どちらも50 STABから開始しました。 腕の中央に残りSTAB数が表示され、右下のSTAB操作でナイフを振り下ろします。正常に刺せると、今回のプレイでは1回につき$1を獲得しました。 残り25になると途中でショップが開き、その後さらに25回を消化して0になるとラウンド終了。序盤では次の流れを確認しています。 50 STAB開始 → 残り25で中間ショップ → 残り25を消化 → 0でラウンド終了 → 強化選択 → 次の武器選択1ラウンドの確認順
- 開始時に残り時間、血液、PAIN、所持金を確認する。
- 指を傷つけない正確さを優先し、前半25 STABを進める。
- 虫が出た場合は、位置の安全を確認して時間・血液・お金のボーナスを狙う。
- 中間ショップでは血液とPAINを見て、回復アイテムやリングを選ぶ。
- 後半25 STABを進め、PAINが100%へ近づいたら無理に速度を上げない。
- ラウンド終了後は強化のメリットだけでなくデメリットも確認する。
- 次の武器はSEVER CHANCE・PAIN・BLOOD LOSS・特殊効果を比較して選ぶ。
腕の中央に残りSTAB、左に所持金とラウンド、右にPAINが表示される。
虫はお金・時間・血液のボーナス
実機確認:プレイ中には手の周辺に虫が出現します。確認できた効果は次の通りです。- $マーク付きの虫:刺すと追加のお金を獲得
- 青い虫:刺すと残り時間が増加
- 赤い虫:刺すと血液が回復
指を切断しなくても血液は減る
公式説明でも、プレイヤーは指を失い、出血しながら脱出を目指すゲームだと案内されています。 実機確認:ナイフが深く当たると指そのものを切断する場合がありますが、「完全に切断されなければノーダメージ」という仕組みではありません。かすって傷が付いただけでも血液が減りました。 血液表示へカーソルを合わせた際には、369ml時点で「LOSING 2ML / SECOND」「EACH CUT: LOSE 8 ML」と表示されました。今回の状態では、出血による継続減少とCUTごとの追加減少が同時に発生していました。 つまり攻略上は、指の切断だけでなく傷そのものを増やさないことが重要です。PAIN 100%でBLACKOUTする
Steam公式でも「You’ll black out from pain」と説明されていますが、実際の発生条件もゲーム内で確認できます。 実機確認:ゲーム内には「KEEP YOUR PAIN BELOW 100% TO STAY CONSCIOUS!」と表示されます。実際にPAINが100%へ到達するとBLACKOUTが発生しました。 BLACKOUT中もタイマーは進むため、PAINの上昇はそのまま時間ロスにつながります。 さらにゲームオーバー画面のTipsには「EVERY TIME YOU BLACK OUT, IT MAKES THE NEXT BLACKOUT LONGER」とあり、BLACKOUTを繰り返すほど次回の気絶時間が長くなることも確認しました。 時間切れを防ぐ意味でも、PAINは「100%になる直前まで使えるゲージ」ではなく、余裕を持って抑えた方がよさそうです。
ゲーム内ではPAINを100%未満に保つよう明記されている。実際に100%へ到達するとBLACKOUTした。
ショップは指ごとに商品が並ぶ
実機確認:残り25 STABになると中間ショップが開きました。 ショップでは各指の周囲に購入候補が表示され、時計の下には所持している使用アイテムが並びます。指を失った位置は赤い×になり、その位置には商品が表示されませんでした。 つまり指の切断は、血液や見た目だけの問題ではなく、ショップで使える選択肢まで削るペナルティになっています。 REROLLは最初が$0。1回使用すると商品が入れ替わり、その後は$5と表示されました。2回目以降の価格上昇ルールまでは今回確認していません。実機で確認したアイテム例
- Blood Capsule:使用時に血液200ml回復
- Ibuprofen:PAINを70%減少する代わりに血液50ml減少
- Pocketwatch:時計を20秒停止
- Lightning Ring:装備した指を刺した時に5秒獲得
- Anemic Ring:どの指でも刺した時に血液20ml獲得
アップデート注意:Anemic RingはDemo Patch 4(2026年8月12日)で調整されています。公式パッチノートでは「リングを付けた指を刺すと25ml」から「どの指でも刺すと20ml」へ変更。Demoは調整が続いているため、アイテム効果は今後も変わる可能性があります。
指の周囲が購入候補、時計下が所持アイテム。失った指の位置は赤い×になる。
ラウンド終了後はリスク付き強化と武器選択
実機確認:ラウンドのSTAB残数を0まで減らすと、メリットとデメリットがセットになった二択強化が表示されました。 今回選んだOption 2は、10% CHANCE TO DOUBLE STABの代わりに+20% KNIFE WIDTH。Round 2前半の25回までにDouble Stabは4回発動しました。 一方でナイフ幅も目に見えて広くなり、指を避けづらくなりました。つまり強化は「取れば得」の単純なパワーアップではなく、強い効果と新しいリスクを同時に背負う仕組みです。 その後は次ラウンド用の武器を選択。武器ごとにSEVER CHANCE / PAIN / BLOOD LOSS / 特殊効果が異なります。 実機ではButter Knife、Fork、Box Cutter、Fillet Knife、Steak Knife、Green Syringe、Kitchen Knifeなどを確認しました。Steam公式ではDemoに最初の20種類のナイフが収録されると案内されています。
メリットとデメリットがセットになった強化を選ぶ。強くなる代わりに別の危険も増える。
確認できたゲームオーバー条件
Steam公式は「時計に勝てるか」「テーブルの上で失血するか」と紹介しており、FrameRoveの実プレイでも時間切れと失血の両方を確認しました。時間切れ:YOU RAN OUT OF TIME.
BLACKOUT中にタイマーが00:00となり、「YOU RAN OUT OF TIME.」で終了しました。- Difficulty Level:1
- Total Stabs:94
- Total Money:$149
- Total Blood Lost:1024ml
- Total Pain:515%
- Total Fingers Severed:2
- Round:2
- Time:9 minutes 46 seconds
失血:YOU RAN OUT OF BLOOD.
別のランではRound 6まで進みましたが、最終的に「YOU RAN OUT OF BLOOD.」で終了しました。- Difficulty Level:1
- Total Stabs:298
- Total Money:$440
- Total Blood Lost:2000ml
- Total Pain:1075%
- Total Fingers Severed:5
- Round:6
- Time:13 minutes 46 seconds
結果画面では小指について、切断判定を2回行い、どちらかに失敗すると失うため5本の中で最も失いやすい、というTipsも確認できました。
Round 6で血液を使い切り「YOU RAN OUT OF BLOOD.」で終了した実プレイ結果。
序盤で意識したい攻略ポイント
Difficulty Level 1をRound 6まで遊んだ範囲では、単に「速く50回刺す」よりも、傷・PAIN・血液・時間をまとめて崩さないことが重要でした。- 無理に高速STABしない:ミスで傷が増えると血液とPAINの両方が苦しくなる
- 青い虫は時間確保に使う:BLACKOUTなどで失った時間を補いやすい
- 赤い虫は血液回復なので優先度高め:ただし危険な位置なら無理に狙わない
- PAINが高ければIbuprofenを検討:血液50mlとの交換なので残量を見る
- Blood Capsuleを温存しすぎない:失血Game Overは実際に発生する
- 指切断を避ける:ショップの商品候補にも影響する
- 強化はデメリットまで読む:DOUBLE STABのような強い効果でもナイフ幅増加などの代償がある
英語が苦手でも遊べる?
基本操作だけなら十分遊べます。ただし攻略を詰めるほど英語の壁が出ます。 STAB、タイマー、PAIN、血液量、所持金などは視覚的に分かりやすく、基本ルールも「指を避けて刺す」ので、開始直後から何をすればいいか分からないタイプではありません。 一方、リングやナイフの特殊効果、使用アイテム、二択強化は英文の意味がそのままビルド判断に直結します。Demoには公式情報で20種類のナイフと20種類のリングが入っているため、先へ進むほど効果の理解は重要になります。 そのためFrameRoveの判定は、「英語が苦手でもプレイ開始はできる。ただし完走や高難易度を狙うなら翻訳があるとかなり有利」です。FrameRoveの判定
『500 FINGER FILLET Demo』は、見た目の一発ネタ感よりずっとゲーム部分が濃い作品でした。 公式の目標は500 STAB / 20分。そこへナイフごとの切断率やPAIN・出血量、リング、使用アイテム、ショップ、リスク付き強化が重なることで、毎回「どこまで危険を取るか」を考えるローグライトになっています。 実際にプレイすると、指を失う恐怖よりも「傷が増えて血が減る」「PAINが100%になってBLACKOUTする」「気絶している間に時計が進む」という複数の失敗要因がつながっていくのが面白いところです。 日本語は非対応ですが、基本アクション自体は直感的。英語説明を補助できる環境があれば、かなり遊びやすくなります。 今回のFrameRove検証ではRound 6までで、完走エンディングは未確認。Steam公式ではDemoにも複数エンディングと5段階の難易度が含まれるため、無料Demoだけでもまだ先があります。情報源・実機検証条件
公式・外部情報:- Steam:500 FINGER FILLET Demo — 500 STAB / 20分、Demo収録内容、言語、公開日、開発・販売元
- Steam:500 FINGER FILLET — 正式版概要、2026年リリース予定
- Steam News:Demo Patch 4 — Anemic Ringの2026年8月12日バランス変更
- Heather Flowers Newsletter:Demo Out Now — Demo公開時の開発者発信
- SteamDB:500 FINGER FILLET Demo — 対応言語などSteamデータの補助確認

