2026年9月28日更新:製品版『Tasty Chef』は2026年9月23日に発売されました。Steam公式では日本語インターフェース・字幕、シングルプレイ、オンライン/LAN協力プレイ、38個のSteam実績に対応しています。発売時点ではバブルティー店と寿司店を収録し、ベーカリーは2026年10月の更新で追加予定です。
この記事の実機検証部分は発売前のSteam Demoを使用しています。製品版の全店舗・長期バランスは未検証のため、公式情報とDemo実機情報を分けて記載します。
『Tasty Chef Demo』のタイトル画面。シングルプレイヤーとマルチプレイヤーの両方を選べる。
この記事の読み方:開発元やSteamが公開している内容は「公式情報」、FrameRoveが今回のDemoで直接確認した内容は「実機確認」として分けています。製品版の最終仕様、全レシピ、全店舗、全スタッフ能力、長期経営バランスは未確認です。
Tasty Chefとは?
公式情報: 『Tasty Chef』はXpercent Gamesが開発・販売するレストラン経営シミュレーションです。店のレイアウトを作り、材料を購入・保管し、レシピを工程どおりに調理して、来店客へ料理やドリンクを提供します。 Steam Demoは2026年9月5日に公開され、製品版は2026年9月23日に発売されました。Steam公式では日本語インターフェース・字幕に対応し、シングルプレイ、オンライン/LAN協力プレイ、38個のSteam実績を利用できます。発売時点ではバブルティー店と寿司店を収録し、ベーカリーは2026年10月の更新で追加予定です。 実機確認: Demoで経営するのはバブルティー店です。序盤はミルクティーだけを扱いますが、営業とチュートリアルを進めると材料発注、倉庫、設備購入、メニュー設定、レイアウト、新レシピが段階的に解禁されました。1日を安定して回す確認順
- 開店前:在庫と倉庫容量を確認し、不足しそうな材料を発注する。
- 注文受付:客の注文を確認し、カップ、茶、ミルクなどをレシピ順に入れる。
- 仕上げ:ふたを閉じて提供し、作り間違いを減らす。
- 在庫不足時:無理に営業を続けず、閉店して必要な材料を注文する。
- 納品時:配送料と到着速度を比較し、届いた箱を倉庫へ収納する。倉庫容量80を超えないようにする。
- 閉店後:日次レポートで売上と支出を確認してから設備投資を決める。
- 新レシピ解禁後:必要な設備、棚、材料をそろえ、メニュー画面で販売対象に設定する。
日本語に対応している?
日本語に対応しています。 公式情報:Steam Demoページでは、日本語のインターフェースと字幕に対応すると掲載されています。Demo全体では14言語に対応しています。 実機確認:設定画面から日本語を選択でき、タイトル、チュートリアル、難易度説明、注文、設備、材料、メニュー、日次集計まで日本語で表示されました。今回確認した範囲では、文字欠けや進行を妨げる未翻訳は見当たりませんでした。
言語設定で日本語を選択可能。チュートリアルや経営画面も日本語で進められた。
設定にはフルスクリーン・ボーダーレス・ウィンドウ、解像度、画質、FPS上限、VSyncもあります。実機では1920×1080、ボーダーレス、高画質で60FPS表示を確認しましたが、定量的なベンチマークは実施していません。
NormalとCasualの違い
実機確認:新規ゲームではNormalとCasualの2段階から難易度を選べます。- Normal:客の待ち時間が減少し、注文収入は通常。実績を獲得できる。
- Casual:客の待ち時間が減少せず、注文収入が30%増加する。ただし実績の進行・解除はできない。

注文とミルクティー調理
実機確認:最初の注文はミルクティーです。画面上部に工程が並び、何を次に行うかを確認できます。- カップを1つ取る
- 紅茶を加える
- 牛乳を加える
- カップを密封する
- 完成品を客へ渡す
初注文はミルクティー。注文受付から密封・提供までを自分で動いて行う。
操作はWASD移動とEまたはSpaceのインタラクトが中心です。Shiftでダッシュ、Tabで注文管理、Rで注文拒否、Vでカメラ切り替えなど、経営画面用のショートカットも用意されています。チュートリアルはF8でスキップできます。
料理工程そのものは分かりやすいですが、客席・材料・調理設備・受け渡し場所の間を実際に移動します。店が広がるほど、レシピ暗記より動線設計の差が出そうです。
営業終了と日次集計
実機確認:1日目は用意されていた材料を使い切ったため、2件の注文を完了した時点で早仕舞いしました。
1日目は注文2件をすべて完了。利益31、店の評価5.0という結果になった。
日次集計では売上、支出、利益、店の評価、処理した注文数、注文の平均金額、最も価値の高かった商品を確認できます。今回の1日目は売上30、プレイヤー調理ボーナス1、支出0、利益31。ミルクティーの最高価格は16でした。
「スタッフ提供」「プレイヤー提供」が別集計になっているため、将来的にスタッフへ仕事を任せた時も、誰がどれだけ売上を作ったか追える構成です。
材料発注・配送・倉庫
公式情報:Steamでは、材料を購入して保管し、必要に応じて補充する仕組みが案内されています。 実機確認:2日目には発注機能が解禁されました。商品ごとに単価と数量があり、発注価格は変動します。配送方法も即日、翌日、2日後などから選べ、早い配送ほど費用が高くなる形式です。
カップ、茶葉、牛乳を各50個発注。価格と到着日を見て配送方法を選ぶ。
今回の注文はカップ50個が16、茶葉50個が14、牛乳50個が12で、合計42。所持金は291から249へ減りました。
届いた150個の材料はトラックから自分で降ろし、倉庫の棚へ収納します。確認した棚の上限は80個だったため、仕入れ量だけでなく収納容量も見ながら注文する必要があります。
店内レイアウトと設備
実機確認:レイアウト画面では店内が客席、厨房、倉庫などの色分けされたエリアとして表示されます。家具や設備は選択して移動・回転でき、使える場所へ配置します。
レイアウト編集ではエリアを確認しながら設備を移動・回転できる。
設備同士には隣接条件もあります。実機ではカップシーラーを牛乳ディスペンサーの隣へ置くよう求められました。どこへでも自由に置けるだけではなく、レシピ工程と設備のつながりを考えて並べる必要があります。
設備ショップには厨房、収納、装飾などのカテゴリがあり、3日目には抹茶マシンと抹茶パウダー用の棚を購入しました。設備購入と配置が、そのまま新メニューの準備になります。
メニューと新レシピ
実機確認:3日目には新レシピ「抹茶ミルク」が解禁されました。
3日目に抹茶ミルクが解禁。必要設備と材料をそろえてメニューへ追加する。
抹茶ミルクは「カップ→抹茶→牛乳→密封」の4工程です。レシピを覚えただけでは提供できず、抹茶マシン、材料棚、抹茶パウダーを用意し、メニュー画面で商品を有効にします。
メニュー画面では商品ごとの有効・無効を切り替えられ、トッピング、レモン、氷など未解禁の項目も確認できました。売上ボーナスやトッピング数の上限なども段階的に解禁されるため、日数を進めるほど注文処理が複雑になっていきます。
マルチプレイ・スタッフ・製品版への引き継ぎ
公式情報:製品版はシングルプレイ、オンライン協力プレイ、LAN協力プレイに対応しています。スタッフを雇い、注文受付、下ごしらえ、調理、配膳、補充、整理などを任せられることも案内されています。 実機確認:タイトル画面でマルチプレイヤーを選択でき、Demo内の案内ではDemo利用者同士だけでマルチプレイ可能と表示されました。また、同じ端末であればDemoのセーブデータと進行状況を製品版へ引き継げると案内されています。 今回の記事ではシングルプレイヤーを使用しました。スタッフ雇用画面や協力プレイの接続品質、参加人数、長時間プレイ時の同期は未確認です。Demoで遊べる範囲
公式情報:Demoで遊べるのはバブルティー店で、一部のレシピと機能は利用できません。発売済みの製品版にはバブルティー店と寿司店が収録され、ベーカリーは2026年10月の更新で追加予定です。 実機確認:今回確認した範囲は3日目の抹茶ミルク解禁までです。材料の購入・配送・収納、設備購入、レイアウト、メニュー変更まで触れられるので、基本ループを判断するには十分な内容でした。 一方で、全レシピ、全トッピング、スタッフ運用、複数店舗、長期的な客数・価格変動・評価管理は確認できません。製品版のボリュームや終盤バランスはDemoだけでは判断できません。生成AI使用の公式開示
公式情報:Steamページでは、ゲーム内のビジュアルアート素材と音楽の制作に生成AIを使用したと開示されています。生成物は開発者がレビュー・選定・編集し、ゲームへ統合したと説明されています。 また、プレイ中にAIでコンテンツを生成する仕組みはないと明記されています。この点を重視する場合は、購入前にSteamページの「AI生成コンテンツの開示」を確認してください。動作環境
Steam DemoページのWindows最低要件:- OS:64-bit OS
- CPU:Intel Core i5-9500T / AMD Ryzen 5 2600H
- Memory:4 GB RAM
- GPU:NVIDIA GeForce GTX 660 / AMD Radeon RX 460
- Storage:3 GB
- CPU:Intel Core i7-11700K / AMD Ryzen 7 5700
- Memory:8 GB RAM
- GPU:NVIDIA GeForce RTX 2060 / AMD Radeon RX 5700
- Storage:6 GB
FrameRoveの判定
『Tasty Chef Demo』の良さは、調理の手触りと店づくりが分断されていないことです。客の注文を受けてドリンクを作り、材料が尽きたら仕入れ、届いた箱を倉庫へ運び、設備を並べ、新レシピをメニューへ加えます。 調理→売上集計→発注→搬入→レイアウト→メニュー拡張が短い周期でつながっているため、「料理だけ」「数字だけ」になりにくい経営ゲームです。 日本語表示も自然で、NormalとCasualを選べるため、初見でも入りやすい作りでした。Casualは待ち時間が減らず収入も増えますが、実績が無効になる点だけは開始前に確認しておきたいところです。 FrameRoveとしては、手を動かす料理ゲームと、在庫・動線・設備を考える経営シミュレーションの両方が好きな人におすすめしやすいDemoです。スタッフ運用と協力プレイの完成度、複数店舗の差、長期バランスは製品版での確認が必要です。情報源・実機検証条件
公式情報: FrameRove実機検証:- 検証日:2026年9月14日
- 版:Steam Demo(画面上でバージョン番号を確認できず)
- 環境:PC / 1920×1080 / Keyboard + Mouse
- 難易度:Normal
- 確認内容:日本語設定、グラフィック・操作・アクセシビリティ設定、難易度、ミルクティー調理、注文、在庫切れ、日次集計、材料発注、価格変動、配送、トラック搬入、倉庫、レイアウト、設備購入、メニュー、抹茶ミルク解禁
- 協力プレイの接続品質・参加人数・同期
- スタッフ雇用画面と全スタッフ能力
- Demo終端までの完全通しプレイ
- 全レシピ・全トッピング・全設備
- 製品版の全店舗・長期経営バランス・最終仕様


